MINAMI WHEEL 2026(2026.10.11@心斎橋付近ライブハウス各所)

今年もミナホに参加。ライブは午後開始ではあるが少し買い物があったので早めに出発して9:20くらいには新大阪。当日は晴れ、まだ夏の名残が少し残っており過ごしやすい。これが秋なのかもしれない。午前は新日本橋あたりで買い物。千石通商にギターパーツが置かれており驚いた。11:50に長堀橋着。西に歩いて心斎橋へ向かう。

12:10くらいには心斎橋BIG STEPでパス交換終わり。エルスウェア紀行は14:30からなのでまだ時間がある。ということで適当にFANJ twiceへ。入ってみて懐かしくなった。ウマシカてさんからエルスウェア紀行を見たのはもう1年前かと思ってしまった。昨年はもっと寒かったような記憶もある。また、場内は昨年はもっと大きく見えたんだけどコンパクトに思えた、昨年は暗かったからか?

13:00からはあすなろ白昼夢さん。とにかくハチャメチャというかエネルギッシュ。スタンダードなロックだけどもギターがとにかく暴れる。ギターの方は痙攣したと思ったら前転きめてたりしてるし、ギタボの人も昨日オールしたとか言っており声が潰れかけだったけどとにかく勢いよく歌い回す。対するベースは落ち着いてピックでリズムを刻んでいた。ベースとギターの方のピッキングは手首を使わずまっすぐなストロークで揃っていたのが印象的。ドラムの方はずっとニコニコだったのが印象的。ハチャメチャとは言ったが内容は王道のロックだったのかもしれない。

そのままclub JOULEへ。14:05くらいからENBASEさんがやっているのを途中から見る。4人組のボーカリストグループで、後でMCしていたように6人グループだったが最近告知があって4人になったらしい。また後半のMCで言っていたようにR&Bメインか。歌唱しつつ振付があってグループで合わせてパフォーマンスするところを見てアイドルにも近い感覚を覚え、なんだか懐かしい気持ちになった。

さてエルスウェア紀行。前によってスピーカーを見るとTWAUDIOのスピーカーが左右。下手から安納さんのギター、ピアノ、足ドラムがある妙な配置。現場は典型的なクラブでセットアップ中ずっとミラーボールが回る。14:17に大変珍しくも安納さんが出てくる。時間が迫っているからだろうか?セットアップが終わると安納さんは前に。後ろにノ上さんで安納さんトヨシさんが前という感じ。PAのオペレーションもなかなか気合いで進めていた。ステージ側PAさんのマイクが通っておらず声を張ってチェックしていた。なにかしか安納さんの足回りが動いていないようで、14:30くらいまでPAしており、少し泣くだったかワンコーラスやってからすぐに本番に入った。セトリは以下。

  • 温度と一部
  • キリミ
  • MC
  • 素直
  • 無添加
  • MC
  • のびやかに地獄へ
  • blue in (short)
  • ひかりの国

終わったのは15:05くらいだった。MCは短かめにして巻きの展開で「温度と一部」から。「blue in」は微光奏編成では初めての披露になった。「のびやかに地獄へ」、安納さんのMCが終わりかけたあたりでトヨシさんがイントロを開始してintro.を2回繰り返してから歌い出すというかなり巻きの歌い出し。阿吽の呼吸で自然にやっているのが好印象。「のびやかに地獄へ」がノ上さん入りバージョンだったのに驚いた。今年の磔磔以来だろうか?

2回目のMCでクラブは初めてです、プシュッと出てくるスモークに驚いて咳き込んでしまいました(たしかにどこかで咳き込んでた)とコメント。ライブ感が強い現場というのもその通り。

今日は今までの微光奏とは違っていて節目の一発になったと思う。それは、魔改造シティポップの側面がある「少し泣く」と「鬱夢くたしかな食感」がなくなったからだと思う。強いて言えば「キリミ」がそれに該当するのだが、それ以上に新曲が多くを占めて、これまでの微光奏から脱皮して新しくなったような印象を受ける。要は強いグルーヴでリードする楽曲が少なくなり、鑑賞するような楽曲が構成比で多くなっている。曲数は増えてギチギチではあるがその傾向はよく出ている。また、イントロはすぐに始まっていくのだがこの日のトヨシさんの表情には余裕があったし軽々とフレーズを出している感覚があった。

会場内で考えをまとめていたら目の前はЯu-aさん。DJとボーカルの編成。とても強いautotuneがかかった状態で話している。Яu-aさんは何も知らなかったがかなり良かったと思う。これはエレクトロ(ヒップ)ホップだと思うのだが音作りがかなり好み。そしてそれに病みがちな歌詞が乗っておる。「お前の彼氏寝取ってやったの。」はその歌詞もリフも印象的で楽しかった。経歴が病みがちなのもこれまた反転して魅力になっていると思う。気になったので整った部屋でも聞いてみたい。

次どうしようかなと思ったら16:30からのOchunismさんに気づく。しかし現地somaが遠く焦る。早歩きで向かった先の現地はなんだか蒸していて暑苦しかった。前方にはすでに詰めていたので後ろに回った。Ochunismさん、あまりにも素晴らしい。欲しい曲が全て来ていたし今自分は踊りたかったんだという安直な欲求に完全に応えてくれた。会場内はものすごい湿気で暑い。エアコンは全力で駆動しているようだが焼石に水。そんな中でとにかく全員が多動していた。最後が「GIVE ME SHELTER」だったのも、自分が欲しいと思っていた曲そのもので今日を代表する気分にすらなれた。大阪来て良かったと思う。

つぎは17:30からねぎ塩豚丼さん。これは王道と言えばいいのか、Dr,Ba,Gtr,Gtr/Vo.編成のガールズバンド。曲もまっすぐなロックからだったしボーカルもオラオラと乗せてきたり堂々としている。Ochunismさんについで場内は一杯で入場制限もかかっていたので人気の程が伺える。なお会場は後ろよりは涼しかったが帰る時に前に行ったら地獄のように暑かった。

ここで足が限界になったので、今一度タイテを確認したうえで撤退することにした。本当は20:00くらいまで居たかったが、今日は午前から動いていたのがやや災いしている。それでも6アーティスト見れたし、帰って調べてみると実力者が並んでいたことがわかった。調べずに行ってこの結果なので音楽の世界の広さに愕然としている。

NEW ACOUSTIC CAMP 2026(2026.09.19@水上高原リゾート)

こちらは夢幻飛行の1週間後で、やけにチケットが高かったが(1日参加16000円+シャトルバス代)、屋外はそんなものだろうと思って経験を増やしたくて参加を決定。会場は水上高原リゾート200、イベントもろともこの会場を知らない。最寄り駅は上毛高原。

バスの集合時間が8:00とのことだが上毛高原にその時間にいられる手段が限られているので、前日高崎入りを決定。前日20時に高崎に到着し、ビジネスホテル寿々屋で一泊。あからさまに昭和なホテルで、キーストラップも夢幻飛行で出しているグッズそのままでいい雰囲気を出していた。

当日現地に着くまでの動きを一気に書く。5時に起きて6:21高崎発の上越線に乗る。山登りの方を見、乗る列車は間違っていないことを認識。7:14に後閑駅に到着。降りたのは自分だけ。そこからバスで上毛高原へ。バスは大変珍しくも回転台があった。7:30くらいに上毛高原着。すでに肌寒い感触がある。新幹線が着く7:45くらいにシャトルバスの列整理が始まり、4台あるバスに整列。新幹線が来る前はガラガラ。7:50を過ぎたら一気に人が来よる。ただし谷川岳登山勢も多数。とにかく駅前は混雑。バスは4列ではあるが足元広めで余裕がある。車内はだいたい40-50人くらいか。一号車から順に8:03発。出発から50分ほどいったところで外周本部を見る。道は渋滞していたがバスは右側車線を使って爆走。8:55に会場着。

入場。スキーリゾートではあるがゴルフコースを自由に使ってキャンプしたりステージを作っている感じか。会場内を回るものの、まだ売店フードステージのいずれもが準備中といった感じ。ステージのVIAもなんとか見つけた。Meyer Soundというスピーカを使っている(調べてみるとほぼすべての部品を自社製造しているかなり硬派な企業だった。採用実績多数)。日差しは暑いが、目の前の山(谷川岳?)から吹き下ろしてくるような風は涼しい。

暇で芝生の上で横になっていると蟻がたかってきたので公式物販へ。背後で社会人なりたての方の人間関係の色々を聞きながら、遠征目的を強く持たないと行かんなあと思う。

ステージに戻るとステージ前にコンデンサマイク。音響計測してるらしい。ゆっくりしてるとメンバーが登場。千ヶ崎さんはまず写真撮ってた。たしかにステージ前は芝生斜面でいい景色だろう。またトヨシさんが足ドラムをセットアップ。間延びしているがゆっくりしていて平和で良い。まだ何も始まっていないので喧騒とフードの焼けた香りがある。風は悪くない。この平和な空間で時間が止まってくれれたらなあと漠然と思った。

11時になって別バンドの出囃子が来たところでノ上さんが出てきた。千ヶ崎さんがサイレントベースを、ついでトヨシさんが足ドラム、ノ上さんも軽くフレーズを弾く。外は音が飛んでいく印象がある。飛んで行った先に遮蔽物がないので跳ね返らず綺麗に減衰して消えていくので気持ちが良い。これが本当のリバーブと言えるだろうと考えた。また、遠くで聞こえるボーカルはゆるくローパスがかかっているのが耳に心地よい。

11:15あたりで安納さんの声が聞こえて、リハやってることに気づく。日陰側の下手にいたので(安納さんが下手にいたので)気づかなかった。安納さんが夢幻飛行と同じ赤衣装だと思ってたらドローンが巡回していた。空撮用?ちょっと前にトヨシさんがランダムにドラムを叩いていたので適当に合わせて楽しむ。

「素直」でPA。やはり圧倒的にPAへの注文が多い。ざっくり見ていくと、ボーカルのリバーブを抑えてから高域を叩いて(シャリシャリした感じを抑えて)、ピアノも高域を叩いたのちに最後にリバーブを最初の状態に戻した。11:37時点でステージ前に10-20人程度。

定刻11:45に開始、12:20くらいに終わり。セトリは以下。

  • 光の位相
  • いつか
  • MC
  • 素直
  • 無添加
  • 少し泣く
  • のびやかに地獄へ
  • MC
  • ひかりの国

終わった瞬間に周囲を見ると数百人は芝生におり、みなリラックスして見ていたと思う。尺も大体30分ちょっとだったか。千ヶ崎さんが入るとまた違った音像が出てくる。「ひかりの国」ではボウを使ってのびやかにやってもらい少し音源に近づいたような印象を得た。それ以外でも遠景奏でも聞けないようなフレージングを堪能できていた。

最初から順次振り返ってみる。おはようございます!と挨拶してから始まって短めの「光の位相」と「いつか」から。「いつか」はこのような晴れた屋外にとても合う。そして序盤でやってもらえるとこれから始まるんだという感触が強くなり楽しい。

最初のMCではエルスウェア紀行と言ってメンバー紹介から始まったと思う。着座してセットアップしてから素直ってなんだろう…ということを話し、「素直」。これが今年の中でもかなり良かった。明らかに違うというのがベースのスライドイン(グリス)からすぐにわかった。続く「無添加」のコンボもなんだか懐かしい(いつも懐かしいと言っている気がして懐古中心でよろしくない)。足ドラムでノるのだが今回はベースもリズムを作っていたと思う。「素直」の途中で安納さんはスタンディングで歌唱するようになった。

その後は「少し泣く」。曖昧なのだがイントロは今回ピアノでなくトヨシさんのギターでやってもらったような気がする。「のびやかに地獄へ」はイントロのカッティングギターが乗りやすくて好きなので微光奏がかなり好きな印象がある。これもスタンディング歌唱だった記憶。

最近のライブの告知がありつつ(流石にジャンプアニメは拍手、10/4放送というのを多分初めて聞いた気がする)、次が最後の曲ですと言って。ままならいことがありますよね…(負けなくても光はないということを言ったと思う)で、「ひかりの国」。ノ上さんが終盤まで待機しているがそこからの長回しはやっぱりベースが入ると印象が変わる。ベースの低域がいる代わりにトヨシさんがインプロで高域弦を弾いていたような印象があるし、ノ上さんの高域も目立った。

その後昼食でとみ幸というラーメンを食す。開放感がある中で食べる二郎系は美味い。なんもわからないのでステージを移動して14時からHEREでのten twentyさんへ。前方の水色のフード勢が目立つ。ten twentyさんを横になりながら、大変リラックスして見た。アコギとアコギベースだけの簡易編成だが全然楽しい。最後2人だけで遊んで帰ります!と言って2人セッションして終わっていったがこれがとても良かった。アコギでもスラップとアコギのカッティングが合わさると初めて聞いてもとっても乗りやすい。

余韻に浸りながらも坂を登ってNIMBUSエリアへ。ここだけ離れており、なおかつ坂の上にあり疲れる。15時ぴったりくらいに現地着。とても遠かった。好き好きロンちゃんとおまけのまこたんさんの出番。これが全編コミックというか、ありていに言うと下品だったのだが自分は楽しめた。前方にいた女性が次々捌けていったが楽しんでいる人は明らかに最後まで楽しんでいた。コールもかなりあった。パンクの犬というグループから出てきた曲から派生した米食ったっけという曲が面白くも楽しかった。

またNIMBUSから歩いて戻り(下りだったので楽だった)、stage yonderでいよいよエルレ。これは今日何度もライブTを着用したファンを見ていたので最大勢力なのは間違いなかった。16:10くらいにステージに行くとすでにステージ前に人だかり。スタッフによる入念なPAがあった。ハウっていたのだが1kあたりを入念にスタッフが入れてEQで叩いている。PAの知識はないのでわからないがコンプも影響しているらしい。開くとハウってくる。

エルレ終わり。遠目でよく見えなかったかもしれないが全員アコギ編成だったような。流石に見ている側が習熟しておりコールも多い。オーディエンス側が雰囲気を作っていた感触すらある。途中自分の書いた詞で泣いている部分もあったりしたりMCも充実している部分もあり、40分程度の公演はあっという間だった。

エルレ終了後、そのままシャトルバスに向かった。満車になった18:04ですぐに発車で手際が良く、手練れだと思った。シャトルバスは上毛高原19:05着でそのままダッシュして新幹線に乗り込み。これにてライブは終了。

屋外のキャンプ場でのライブは初めてで手慣れない部分は多数あったがライブが始まってしまえば音が目の前にあるだけなので問題なかった。エルスウェアで言っても珈琲参道やTAMARIBAで屋外微光奏の経験があったので、新しさというよりは4人編成という新しさがよくよく理解できる現場となっていたと思う。お次はスタンディングで攻めてみたい。

夢幻飛行2026(2026.09.13@六本木EXシアター)

エルスウェア紀行の夢幻飛行2026。開催告知は今年のストレンジタウンツアーであってずっとチケットを売っていたような感覚。完売告知があったのが前日9/12で、追って機材席開放があった。

前日は別現場のライブがあって、当日は朝から移動して12:45には東京にいた。荷物があったので品川に置きに行く。

新幹線乗り場の前のコインロッカーに荷物を入れたのが13:10くらい。偶然開けた人がいたので入れられたがいっぱいである。預けてから一旦現地に向かう。考えながら六本木ヒルズを通り過ぎると、他現場に行くときに利用していた深夜バスの発着場を見た。コンテンツは流れゆく。自分はどのようにエルスウェア紀行や音楽に向き合っていくか考えていかなければならない。

14時を少し過ぎたところで現地に着いた。入口のLED表示にデカデカとエルスウェア紀行と表示されており、昨年の大きさに似た感覚で驚く。どんどん大きくなっていくのを肌で強く感じる。自分が前見ていた現地は700の壁を越えるのにも精一杯だったにも関わらず、こっちは1000をソルドアウトしてしまっている。この差は一体どこから来るんだろうか?少なくともこちらは芯の強い音楽があるというのは強い理由である。

朝から何も食べていないことに気付いて近くの楽観というラーメンへ。丁寧な醤油ラーメンで刻み玉ねぎが入っておりスープが淡麗。八王子ラーメンに近いものを感じて落ち着いて食べることができた。ラーメン屋を出るとき、六本木の裏路地に入ったところからセミの鳴き声が聞こえてきた。どうやら、まだ夏は終わっていないらしい。

ラーメン屋に行きながら物販が14:30から始めることを告知を見て気付いていた。物販に行ったらスムーズに購入できた。時間が空いたので駅前の椿屋珈琲へ。1300円するアイスコーヒーを飲みつつここまでの動きを振り返ってメモをとった。ヘッドホンをして「エルスウェア紀行」を聞くと大正ロマンな店内にとてもマッチして安心を覚えた。16:37に珈琲屋を出て現地に向かう。

ゆっくりと17:00くらいに入場待機列へ。一旦階段を登って2Fくらいのところへ。最終調整があって開場はわずかに遅れた。ドリンク交換しつつゆっくりと17:30に自席へ。やはり単独行動する男性が多い感じか、久々にいつメンも見た。

ホールは2階構成になっている。キャパ1000程度と聞いていたが1Fに7割方入っていたかも。昨年でたいそう驚いてしまったが、今年はその感触はなく、同程度の大きさのステージに見える。

ステージはすでに微光奏の体制。ルームランプが置かれていて「スローアウェイ」のカバーアートにあるカバンが照らされている。下手からCP、安納さんのアコギ、足ドラムセット。ステージ奥側は、下手からギター、下段は不明で上段はノード、ヤマハのドラムセット、ベース。ベースはいつもより上手寄り。ドラムとキーボードが1mくらい上がったところにあることに気づく。ステージの装飾は昨年と同じに見える。

場内はエルスウェア紀行楽曲から「タイム・トラベル」、そして「After the Love Has Gone」。スピーカはラインアレイスピーカが左右に2発。ウーハーはぱっと見見えない。音源を鳴らす限りではかなりフラットに聞こえるので音響に関しては問題なし。最前列には女性が並ぶ。これは昨年ツアーで最前が男性だらけで見えずらかったことへの対処だろう。17:55くらいに銀河鉄道999が入って注意事項告知。撮影機器の注意もあった。言われるとカメラがかいつもより多い気がする。

開始。まず大まかに、ざっくりと言うと、昨年と構成は似ていたと言う印象を受ける。2人編成から始まって微光奏になり、遠景奏になって盛り上がっていく。締めはノ上さんも入って全員でやっていたのがとても印象的で、アンコール前最後の「とわの祭り」で触れていたような、スタッフ含めここまで長くやってきましたが、今日ここで見せられる景色は今夜だけですので…というのが、今日しか再現できない景色なんだなと言う気持ちを強くさせた。

「blue in」のEDの初披露にも立ち会えた。が、今までにないような、フレーズを連接して歌い回していたのが印象的だった。今までだったら文を短く切ったり体言止めしていたところを、サビ入り前まで繋ぎ続けていたような感覚がある。これは歌詞選びだけでなくフレージングやグルーヴに関してもこれまでの曲にはない印象を受けるが、一歩引いて落ち着いてみると王道なポップスに収まっているような印象がある。

最近の現場としては珍しく全編着席だった。途中冷静になって考えてしまった部分がある。安納さんがやっぱホールは慣れないですね、皆さんの顔が見えない…と言っていたのもあるが、今日は本当にシアター形式で全部座って上にあるエルスウェア紀行の演奏を鑑賞していたような気がした。この印象は昨年の仙台のMEGA ROCKSが近い。

今回の遠景奏は、バンドがバックに徹して(クロサワさんのマイクが入ってないことからも)おり、前に空いたスペースを安納さんが自由に使うと言う印象。後ろにあるドラムに上がる階段も活用して、そこに座って歌唱したり。

セトリを元にした振り返りは躊躇われている。思い出せることが取り止めがない気がしていて、思い出そうとするたびに別のことが想起されるような感覚がある。そしてそれを文字に起こすのがやや億劫に思えている。しかし、言語化は大事だ。それがないと自分の感情を持つことができないから。最近はLLMで考えることが減ったような感じがあるのでなおさら書かないとまずいと思い、思いだしたところだけでも書いていこうと思う。

最初のMCであったことを頼りに書いていくとすると、序盤は宇宙などのスケールが大きいことがテーマだった。「ムーンドライバー」は序盤。その後はテーマを自分に向けます、力を抜いて聞いてくださいと前置きして「素直」が入ってきた。素直の遠景奏アレンジはあまり聞いたことがないが、差分として強く感じるのがキーボードパートだろう。ノ上さんだったところがsugerbeansさんになっており、これは音源音色の違いもあると思うがピアノが鋭いような印象があった。

そのあとは中盤に「タンタカンロック」の初披露(音源は1stアルバムにある)があってその時にサビの「タンタカンロック」をみんなで歌うために練習したのが面白かった。この現場にはコールがほとんどないので。また、たんたかんというお酒があってそれをロックで飲む注文を10代のバイトで知ったことかこの曲のタイトルの由来であることを初めて知った。 後半の「天国暮らし」ソロ、ドラムソロから「天才は今度」、「あなたを踊らせたい」、「ロマンチックサーモス」が今日この日の最大のコンボだったと思う。ドラムソロからの盛り上がりは圧巻。音数が増えていくのは快感だし勢いに押されて座っていながらも十分楽しめる。

ここまでくると終盤で、「blue in」の演奏も受けることができたが、感想は上に書いたとおりで今までにないような印象。アコースティックでも魔改造でもない。アンコール前最後のMCで、長いことアーティストをやっていてトヨシさんとも10年くらい、ずっと映像を取り続けてくれるスタッフもいて…これからも音楽は続けていくんですが、今夜ここでやれることはここでしかできないことですと言って、本当にそうだよなあと思うと同時に、これからこの体制や音楽は変わっていくのではないかという感覚が芽生えた。そして「とわの祭り」。これも漠然と見るしかなかったのだが、終わりから始まる世界があると言う言説は自分に突き刺さって今これを書きながらも心に残るしこりになっている。

アンコール後はトヨシさんと一緒に中央の階段でMC。そこで自然な告知として来年も夢幻飛行やります、またstrange townツアーやりますと言っておりおお元気だ、イベント増えたと思って純粋に嬉しくなった。

アンコールの時にノ上さんのCPが入ってくるのが見えていた。何に使うんだろうと思ってきたら、最後前の物販紹介でノ上さんが入ってきて、ネイビーカラーのタオルを宣伝して、そしてCPにかけていた。最後に何をやるのかと思ったら「イマジン」!意外な選曲に驚かされつつも、これで今年の夢幻飛行も終わるんやな…と郷愁がよぎった。

終わったあとはそのまま品川へ。アッサリ終わって帰途についている。安納さんがどこかでこのライブは健康診断みたいなものですと言っており妙に腑に落ちた。この現場は急になくなることはないので根っこでは安心しているが、この現場、この持ち歌、この体制、この感触で行ける現地は今日この日しかない。ややすんなりと消化してしまったような感覚に焦りを覚えつつも、続くイベントを見て感情を整理したいと思った。

BONE WEEK WONDER 2026(2026.08.17@渋谷TOKIO TOKYO)

8/17、お盆休みを1日延長して東京に向かった。8/16まではマジミラがあってその余韻は残っておりミクさんのことで半分頭がいっぱいである。しかし、エルスウェア紀行の現地は極力行っておきたかった。9月の六本木までに場数を踏んでおきたかったのもあるが、Ochunismさんが出てくるというのも強い理由である。昨年のミナホ(MINAMI WHEEL)で見た以来だが、こちらも相当強いというのがわかっている。また、今日新曲がありますと告知しているのも強いポイントである。開始時間が19:30と遅めなので終電は無理であることもわかったので今回は泊まり込みでやや無理していくことに確定。

16時くらいには渋谷着。何も考えずに宮益坂を登ってカフェベローチェで落ち着く。開演が遅めなのは見えていたのでここでゆっくりしつつ考えをまとめたいと思った。18:30くらいには現地。荷物が重いので近くのコインロッカーにほぼ全て入れた。いつもは無理して荷物を持って行ってしまうが、身軽なライブは久々な気がする。

待機列には女性が多い。女児向けコンテンツ向け現場以来くらいの勢い。ほとんどがOchunismさん目的だろうと読める。ただし同時に知らない男性もいるのでその裾屋の広さを感じている。男性でかたまっときてえなあとおもいながらも、階段に書かれた番号通りに並ぶ。民度を見ると落ち着いた社会人の方が大変多い。昨日見ていたマジミラとはまさしく別世界の月とスッポンで、何をどう理屈をこねても繋がってこない。

開場10分前にはほぼ番号順に揃った感じ。整理番号だけで100人程度は並んでいたはず。50番より後ろで入るとかなり埋まっており、前に来た時とほぼ同じの後ろに行くことになった。ミキサーCL3の隣。後ろすぎて楽器はよく見えない。ただ、狭めのステージに結構密に置いてある印象。

19:24、ノ上さんが出てくる。あれ、先エルスウェア紀行か?ギターが置いてある中出てくるのは異様で、やっぱ先Ochunismでは?と思っていたら、ほぼフルバンド体制で出てきた。記憶が怪しいがセットリストは以下。公式のセトリを見て後で修正すると思う。

  • のびやかに地獄へ
  • 少し泣く
  • 素直
  • ロマンチックサーモス
  • 冷凍ビジョン
  • MC
  • 雨と光線
  • MC
  • ベッドサイドリップ
  • 温度と一部
  • とわの祭り

1時間程度で9曲をぶち込む、最近にはない高密度な内容だった。詳細は後にして、まず一番良かったのが「ロマンチックサーモス」。バックが存分に暴れ回っているのを見れるのを楽しめるのが大変な魅力。とくにクロサワさんの暴れっぷりに加えてトヨシさんのインプロ。これだよこれと言いたくなってしまう。事前に踊らせるようなセットリストと言っていたので「あなたを踊らせたい」を当然想像するが来なかった。これは露骨で野暮ってもんか。

今日も「少し泣く」が楽しくなっていた自分がいた。これはやっぱりプログレあるいは魔改造を求めているのが強いのかもしれない。しばらく現場の間が開いてそれらを見たい気持ちが増幅しているような気がする。

「冷凍ビジョン」は懐かしいと感じてしまう自分がいた。やはりこの数か月が空いていたのは精神的に大きい。9月に向けてその思い出しを打てたのは好材料だったと思いたい。 音響は全体的に適正で、全体的に気持ちよく楽しむことができた。目の前にある騒音計(A特性?)は一番うるさくても100dB程度になるようになっていてPAさんの仕事ぶりが光った。

MCでは、Ochunismさんとエルスウェア紀行が両方好きなファンがいて繋がることができ開催に至ることができたこと、共通点がなかなか有って、泥臭いところ、でもかっこいいと思っている部分は共通しているということを話してもらった。9月のEXシアターについて話しており、ここにいる人が全員来たらソルドアウトです、と言っていた。あと1か月で埋まるだろうか?

20:28にはエルスウェア紀行終わり。その後Ochunismさんがスタンバイ。ベースのPAでスラップの帯域が心地よい。MPCやシーケンスの音圧が大きかったが、PAの結果やはり適正なバランスになっていた。開始直前、楽屋から鬨の声が聞こえてきた。

Ochunismさんはとにかく1時間近くMCも少なく楽曲を連打。アンコール後の2曲もあって盛りだくさんで考える時間を与えずにとにかく踊らせまくる。ミナホで聞いていた曲もあって(それが一曲目にきて)それは流石に楽しい。 とにかく踊らせる、体力の限り踊らせるという意識が強く感じられた。アンコール含めたオーラスで光という一番優しい曲をやったが、それも乗りやすい曲であった。自分はMPCとベースの出すリズムとグルーヴをいいだけ堪能した。

OchunismさんもMCでエルスウェア紀行の現場に行っていましたと言っており、ボーカルの方もとわの祭りが好きで泣いてしまいますと発言している。互いにリスペクトしているのが確認出来てバンド同士の温かい関係を感じた。

21:40くらいには会場を後にしていた。ピッタリ終電は間に合わず。品川近くのホテルで一泊して帰ることにした。この後はもう六本木EXシアターしか現場がないはず。新曲を噛み締めつつもライブに備えていく。

70号室の住人 LIVE!!!! THE GARAGE(2026.07.30@Spotify O-WEST)

ここ数ヶ月で偶然都合つかないことが多く、エルスウェアの現地に行けてなかったこともあり、かなり無理矢理行くことにした。6月末でミッジャイが終わったこともありなかなか最近の動きが見えてなかった。そしていきなり遠景奏ということもありインパクトが強いのかもと思いながらも東京へ。

外は地獄のように暑いのでいかに冷房が効いた空間にいられるかが大事な感じ。16:40くらいに品川、山手線で渋谷へ。17:00には渋谷。時間が少しあるので家系ラーメンの侍へ。移転してから3回目だったか。この時間でもなかなかに人があり人気が伺える。17:30には現地についてた。その時間には人はいはなかったが、すこし散歩して戻ったら50人程度がいた。民度を見ると若者多めだが高齢者層も多い。エルスウェア目当てではあるまい。

17:50あたりからAの1番から呼び出し。会場前に200はいるか?ゆっくりと入場が進み、18:10くらいに入場。2階席もあって高めな会場。200-300くらいは入りそうなハコだ。上手の端にはハシリコミーズ・アタルさんの絵があって注目。立ってた位置はわりと前の方。ドラムを狙って上手に入ったがドラムは中央の奥にあった。

前方モニターでは、70号室の住人の前番組である69号室の住人のダイジェスト映像を連続で流していた。かなりメジャーなアーティストをゲストに呼んでトークする番組のようだった(見ていない...)。

18:30くらいから先頭のハシリコミーズさん開始。下手からKORGのシンセ?ベース、ドラム、ギターはフライングV(たぶん)。メンバーは全員特徴的だった。KORGの鍵盤の方は風貌から職人を感じ、ベースの方が坊主でジャージなので貫禄があった。またドラムの方も小柄であるが大変アグレッシブ。当然初めて見るが印象的なのがメリハリ。全体的にハイテンションだが急にピタッとキメたりするのが気持ちが良かった。19:10くらいにハシリコミーズ終。

場面転換中に遠山さんが出てきて、ハシリコミーズの方が10年前のスクールオブロックの準決勝で全く同じ現場で演奏していたというエピソードを披露していた。これは思い出深いというか10年は早い。

さてエルスウェア紀行。ドラムが上手に寄ったが目の前にスピーカがあり隠れて見えなくなってしまった。下手からギター、キーボード(CP)、ベース、中央アコギ、ドラム、ギターの大所帯。ちがさきさんは白ベース。上手のギターの方は初めてみるな、ノ上さんは完全に黒髪。アコギに椅子がないんで今日は立ちか?

遠景奏はバンドメンバーが安納さんを取り囲む形になる。今日は椅子なしで立ちでパフォーマンス。また、各メンバーがイヤモニをつけているのが見えた。

遠景奏は一曲目はさらっと「温度と一部」。初っ端のノリが懐かしいが、同時にこれがエルスウェア現場であることを思い出すことができたと同時に、思いだすという感覚が久々の現場であることの証明になってしまい少し愕然。イントロギターが暴れているところから想像通りだった記憶がある。

次はすぐに長めのイントロパターンを流してからいいところで「素直」が始まる。今日のCPのバッキングは的確だけども目立ちすぎておらずたいへん心地が良い。ノ上さんもノっている様子が上手から真っ直ぐに見えた。

次なんだろう...と思っていたら「ロマンチックサーモス」。これももうたいへん久々な気がしてしまったが、遠景奏ならではの楽曲で思い出しながらも満喫。このあたりでちがさきさんが裏回りしまくっているのを目撃する。他の楽曲でも、他のパートに聞き入っていると突然プリングがあってちがさきさんを見るというのを数回繰り返した記憶がある。

そのままの「びやかに地獄へ」。遠景奏でやるのを聞くのは都合2回目だっただろう。この曲は、いよいよわからなくなってきたと言うか、考察が必要に思えている。ただ、『あなたからもらったから』を歌い回す安納さんを見て、もっと大きい箱でのびやかに歌う姿を想像した。つまりもっと大きな音像で声を飛バしているところを聞きたいと思った。

エルスウェアのMC。お呼びいただきありがとうございます...というところから始まって、このセットリストは通して遠山さんが組んだセットリストから出来るだけ集めてみましたということに触れ、最後に一旦切って、ままならないことが多いですよね...と語った。

最後は「ベッドサイドリップ」。最初の独唱部分は宇都宮の現場を思いだしてしまうようになって、それももう半年以上前と思うと何も言えなくなってしまう。今日思ったことをここで言うと、安納さんのコンディションが尻上がり的に良くなっていったところ。この楽曲は基本低いところから始まるのだが終盤にかけて張り上げているところを見て思った。そしてそれはこの曲で結実していたと思う。弾き語りを張って歌い回せていたのはなんだか懐かしい。いつぶりだろう。

振り返ると全体的にテンポは堅実というか自分が突っ込んでしまうような感覚があった。昨年の富山の遠景奏でも同じような感覚を抱いていた。これは微光奏では感じることはなくて、足ドラムと自分のテンポがマッチするような感覚を抱いている。

エルスウェア紀行終わって遠山さんが転換でトーク。ロマンチックサーモスでドラムのインプロが遠山さんが生放送で要望を出したとのこと。言われると確かに派手に暴れていた。

次は期待していたスーパー登山部さん。上手からキーボード(Nord Stage4の上にProphet6)、真ん中に赤いショルキーとフライングV?。スーパー登山部さんは本当に素晴らしかった。リズムとベースはシンプルでもたいへん乗りやすいけど、ボーカルはメロウというかジャジー。ギターはボーカルをコーラスでしっかり支えつつ、キーボードが自在。すっきりとしたシンプルなボーカルでポップスかとも思ったらインプロで自在に暴れたりするので聞いていて全然飽きがこない。これはなんなんだろう、全くジャンル分けできない。途中意図的に発振させたりしてかなりのトランス感を演出したりしていた。しかし力が入りすぎていないというか余裕もある。MCもキーボードの方が軽く回しており聞いていて楽しい。一方でスーパー登山部さんのボーカル、堂々としているというか貫禄があったなあ。

スーパー登山部さんが終わったところで終電が怪しくなっていた。最後に捌けるところを見ながら、遠山さんのMCを聞いて、勿体無いと思いつつも駅に急いだ。平日にライブがあるのはありがたいが、どうしても無理を入れないと最大の利得が出ないかもしれない。今日は今までの対バンと比べて大規模だった。メジャーなのでこれからこの規模のライブが増えるだろうか。

今日は上手すぎてトヨシさんはスピーカに隠れて見ることはできなかった。でもバスドラは適正に聞こえてきた感じがある。スーパー登山部さんの方がキックを強く感じたが、これはPAによるものだろう。

次は8月中旬か?9月の周年ライブも近いが、それに向けて感覚を慣らしていきたい。

SYNCHRONICITY'26(2026.04.12@渋谷ライブハウス各所)

これは渋谷で開催されたライブサーキット。告知はかなり早くからあったが、タイムテーブルが出ていないのでチケット購入は2/25になった。

3月はライブがなかったのでライブの楽しみ方を含めてどうだったかという感じで探り探りなテンションで東京に向かった。当日はよく晴れて危険なほどに暑い。春は通り過ぎて夏になってしまったよう。

10時くらいに東京についていた。ほとんどの会場は13:00スタートだったので、午前は秋葉原で少し買い物。渋谷についていたのは11:30。再開発で変わり果てた西口周辺を見ながら、長崎飯店でチャンポンと焼き餃子を頂く。餃子が大変カリカリモチモチしておりうまい。

その後バンド交換のためにO-nestへ。交換時に熱中症対策のタブレットをもらった。リストバンド交換は12:17くらいに終わっていて、エルスウェアは17:30からO-nestなので、時間がある。せっかくなので別現場を見ておこうと思った。外を歩いていると大変暑い。朝は少し冷えたのでダウンを持って行ったが完全に荷物になってしまった。

タイムテーブルをここで初めて確認しているとヒトリエの文字が。一瞬信じられなかったがあのヒトリエだ。行くしかないと思った。会場のO-eastはすぐ近くにあった。12:35くらいに列に入って12:50くらいに列移動。13:00に開場。場内はざっくりスタンディングで500以上はいけるような横長のハコ。上手にもう一つステージがあり、DJがアンビエントを流し続けている。ステージ上には下手からベーアン、ドラム、ギターアンプの順でまともに並んでいるが、ステージの中央に小さくまとまっているような感覚。ベーアンはよく見えないが縦長で左上にロゴがあるのでampegだろう、ギターアンプはマーシャル。

自分は上手後ろ側の柵が空いていたのでそこによっかかって自由にやろうと思った。民族構成を見ると前にこそ女性が多かったものの、後ろに行くに従い中年男性が増えるような感じ。露骨なボカロ勢は一切いない。DJのノリに適当に合わせるだけで開演時間が近づいて行ったので待っている感じはしなかった。

開演。ヒトリエの現場は初めて。ヒトリエというと勝手にハイスピードチューンな印象を持っていたが、始まってみると気持ちよく乗れるような楽曲が多かった。前方客はかなりのれている。MCもインターネットから来ましたヒトリエですと言うどっかで聞いたセリフがあって汗だくになりながらも進んでいく。3ピースで全力でやっていてベースはずっとノリノリ。ギターボーカルは暴れ気味。シンクロニシティは初めてと言っていた。イケテルの出てみたかったが出れなかった、ニコニコ動画にいたからか?とか。そして最後、聞き覚えのあるフレーズを何回かやって、このシンクロニシティに持ってきたパワー全部くれ!と言って「アンノウン・マザーグース」。さすがに泣いた。

場内は最初4割くらいだったが進んでいくと客足が増えてきている。どうしてだろうと思ったらセカンドステージで準備が進んでいた。この会場内でメインステージとセカンドステージを往復させ、ほぼ休みなく進むような状態になっていた。次のハク。さんが始まるころには会場はいっぱいになっていた。こちらはガールズバンド。ギター、ボーカルギター、ベース、ドラムス。ベーアンampeg、ボーカルギターアンプはVOX、上手のギターアンプは見えない。ハク。さんは終始ノリやすいサウンドで揺らしていたらあっという間。スピーカーはメインステージから出ており、自分の上手側はバスドラが直接くる感じ。ちょっとずつエンジンがかかってのっていた印象がある。ベースがノリノリでパフォーマンスしている一方でギターは控えめ…と思ったら頭を激しく揺らしていた。

次はMONO NO AWAREさん。リハを見る感じポップスに見えるがどうか。ヒトリエさんが言っていたように硬派という印象がよく当てはまる。ベースはウマシカての人と同じ白にピックガードが木目調になっている。キラ☆キラの鹿くんもそうだし白ベースはかっこいいなあと思う。ギターはよく見るテレキャス(黙ってロックをやれって言ってんのと同じ)、上手ギターはレスポール。MONO NO AWAREさんは大変素晴らしかった。最初早口言葉から始まって、リハも踏まえて昭和コミックバンドか?と思っていたが、どんどん平成を通り過ぎて行って、そして最後は今の純ロックになって行ったような感じがある。最後の一曲は感動していた。「東京」という曲の『ふるさとは帰る場所じゃないんだよ…』というコーラスを入れたリフレインフレーズが大変印象的。ボーカルはしめやかにもパッションにも歌い回せてとても表現力豊かで、やはりメインステージを張る人は強いんだなあ、この時点で、ライブ来てよかったわMP回復したとか思っていた。

次の水中スピカさん。ここで出ようと思ったら人がいっぱいで阻まれてしまった(上手側にセカンドステージがあり、人が殺到してしまう)ので致し方なく残る。キーボードボーカルらしき方がヤマハCK61を操り、そのあとギターに持ち変える。下手からギター、5弦ベース、ドラム、ギタボ。いやーすごかった。ギタータッピングでフレーズ刻んどるなあすげなあと漠然と思っていたらベースもやり始めてしまいにはギターもやり始める。ベースガン見だったが5弦のスケールを上下自在に動き回っとる。当たり前やけどうまいなあ。

ここまでで16:50くらい。O-nestに移動。O-nestはO-eastから歩いて1分くらい。外の階段を上ってビルの4階位にあった。入ると会場は広め。ステージは奥行7mx横10くらいあるのでは。フルスタンディングで200入る。左右のスピーカも上等。低域はずしっとこないが出てはいる。ノ上さんは今日はCK88。17時ピッタリくらいにトヨシさんがスタンバイ。いつもの足ドラムを上手にセット。黒ガムテープでバミっておる。そしていつも通りノ上さんが機材を持ち込む。シンバルの前にSM57を、スネアの前に無指向性らしきマイク(バスドラから持ってきてきた)一本。足ドラムにマイクが立つのは珍しい。セトリ紙が見えるくらいの距離だが見ないでおこう。17:19くらいには準備終わり。今日はすでにレベルの高さを感じている。東京でのライブサーキットははじめてだが、皆尖っているもののレベルが高くて楽しめている。

ほぼ定刻17:30で開始。セトリはあいまいだが以下だろうか

  • 温度と一部
  • 素直 <-- 公式のセトリ公開を受けて追記。忘れてしまっていた…
  • キリミ
  • 鬱夢くたしかな食感
  • 少し泣く
  • MC
  • ひかりの国
  • のびやかに地獄へ

「キリミ」の一曲前にもうひとつあったかも。→素直だった。

最初、ノ上さんはなく2人でいきなり「温度と一部」。ガチガチなカッティングで気持ちよく乗れる。1ヶ月空けたけどすぐに埋められたような感覚。PAよりも明らかに音が良くてビビる。PAは都合DJと一緒にやらざるをえなかっただろうが、他の音がなくなるとよくなるんだろうか?ノ上さんが入ってきて「キリミ」だったような。「キリミ」はやや意外だったが、やはりこれもグルーヴがいい。サビ終わり後のセッションパートが楽しみになっている。ノ上さんのパートがいつもと違うというかシンセベースぽい音が聞こえた。それがPAの時に下げ調整されていたのだが、大変絶妙に混ざり合っていた。今回スピーカの目の前で聞いていたが、耳をやることはなかった。やはりエルスウェア紀行は音が大きいのではなく、音数は少なく、的確なグルーヴで楽しませてくれる。

続いて「鬱夢くたしかな食感」と「少し泣く」の連続。視聴回数は多いが、今日ここの公演の音響が大変良かったことは記しておきたい。エレアコのパーカッシブ感が忠実に聞こえ、早いフレージングでも音の粒がしっかりと聞こえてくる。これに加えて足ドラムスネアが裏拍を逆に際立たされるような感覚を覚える。この2つで、トヨシさん1人でかなりのグルーヴを支えている。そこに安納さんのボーカルも乗ってくる。自分の位置でもスピーカの音圧が優勢だったが、声量がありつつもうるさくならない帯域で、優しく、しかしハキハキと歌唱してもらえる。わざと一拍置いたり、ビブラートもいちいち決まっていてライブ感はいつも感じられる。

MC。今日はたくさん曲をやりたいので時間がないのですが話しますと前置きして9月の六本木の話と4/14のライブの話。4/14は残り4枚とのこと。その後足ドラムギターコーラストヨシさん、サポートでノ上さんを消化したら拍手が出た。話題転換して、世の中ままならないことが多いですよね、絶望することも多いですよねと言いつつ、次の曲は絶望的だけども…というくだりとトヨシさんのフレーズで察する。

「ひかりの国」。ノ上さんがいる現地ではひかりの国がある可能性が高い気がする。最後の長回しは短めだったような気がするが、曲終わりにノ上さんがシーケンスを仕掛けるとリバースサンプルが流れる。今年のツアーでのリバースサンプル後のムーンドライバーを強く意識した。

ノ上さんが退場したと思ったら…アコースティックの「のびやか地獄へ」。これがまた良かった。マイストレンジタウンツアーよりも近く、明確な音像で聞くことができたのが理由としてとても大きい。ネットに上がっている音源と比べ音数もアレンジも全然違うけど、微光奏はボーカルと核となるメロだけに集中できるのが良い。そしてボーカルを聞き込むと歌詞が入ってきて、「のびやかに地獄へ」の底抜けに明るいようで悲壮な覚悟を感じて少し涙が出てしまった。しかし、聞いていて思った。一度だけノ上さんが入った演奏を聞いたが、あれは封印なのだろうか?やれる体勢ではあるが。

終わった後はスッと退場。時間はタイトたっだが多くの楽曲を聞けて大変満足であった。その後は渋谷凛にいってWWWに行こうか迷ったが、19:00を回ってほとんど終わっていたので撤退することにした。

振り返ると収穫が多かった。ヒトリエさんはいつか見ていたかったし、他にも尖っていながらも楽しくて強いアーティストにたくさん出会うことができたと思っている。都内のライブサーキットはレベルが高くならざるをえないのかと漠然と思った。

4/14はチケットが取れていたのだが業務都合で行けなくなってしまった。。スーパー登山部さんは見ておきたかったがやむをえない。先のライブに期待していく。

Hello My Friends!! TOUR 2026(2026.02.16-17@京都・磔磔、神戸・月世界)

三井ホール公演から1週間後であることは申し込みの時点で分かっていたが、2日通し券が5500円で出ており気軽に申し込んだ記憶がある。リーズナブルだ。ライブは全てこれくらい気楽であってほしい。

京都(02/16)

当日、まずは京都へ。よく晴れた小春日和と言ってもいい暖かさ。外国人でごった返す京都駅をなんとか抜けて地下鉄烏丸線で四条駅へ。四条駅から東に向かうと現場である磔磔(たくたく)に着く。住宅街の真ん中にあるのでやや気付きずらい。磔磔は年季のある現場のようで公演予定のカレンダーを見るとちょっと知っているバンドがちらほら。

現場に着いたのは11:15くらい。一旦現地を離れて観光を楽しむことにした。東にさらに足を延ばして安井金毘羅宮、知恩院、青蓮院を回って晴れた京都を気持ちよく散策。中心部は外国人だらけだが離れれば快適に歩ける。そのあと新京極を介してまた四条へ。駅近くの喫茶店でいったん休憩。

開場時間の10分前の17:20くらいに現地へ。会場前にゆるく20人くらいはいる感じか。入場すると内装からかなり年季を感じる。40年くらい前のアーティストのサイン入り歓迎看板が掲げてあったり。開場は2階建てで、1階がライブスペース、2階が楽屋というか待機スペースとなっているようで、開始前に2階から足音が聞こえてきた。

1組目のE.sceneさん、これが大変すばらしかった。ボーカルドラムベースの3パートのシンプルなR&Bバンドと言ってしまうとそれまでだが、これが良い。ドラムとベースはシンプルなフレーズのリフレインなんだが目の前で刻んでもらって十分乗れる。ベースがテクい。楽曲でエフェクター変えつつ、それでも目立ちすぎない範囲でグルーヴを出す。そしてボーカル。低めでありながらも比較的高域で自由にジャジーに歌い回す。バンドって3ピースで十分なんだなあと感じてしまう。初めてで曲目は一切わからなかったが気持ちよく揺れていたらあっという間に終わってしまった。

E.sceneさんは30~40分くらいで終わり。初っ端から興奮収まらない中で反芻していると、前でトヨシさんがセットアップし始める。いつもの足ドラム。下手にCK88。間違いなくノ上さん。ノ上さんは安納さんギターのチューニングをしていた。E.sceneさんで今年の最大に近いんやけどこれを超えられんのかという不安が強かった。

開始。時間を見てなかったが40分程度だったと思う。セトリもどこかで公開されているだろうが、以下の流れ。

  • 少し泣く
  • キリミ
  • MC
  • 素直
  • 無添加
  • MC
  • のびやかに地獄へ
  • ひかりの国

まず「のびやかに地獄へ」がやばかったと思った。イントロのベースは全てノ上さんがやってから少しずつトヨシさんのアコギとドラムが入ってくる。ツアーのアレンジと全く違うものを見せられて思わず頭を抱える。同じ3人編成でありながら前のバンドと音像が全然違うのも面白く、それに驚いていたら終わってしまったような感覚すらある。思い出せる範囲で書いてみる。

「少し泣く」の冒頭はCK88だからかややピアノ感があった気がする(Nodesを使った場合はギラギラしたRhodes感が出ていた気が)。キリミでのイントロの刻み、1週間前とは違ってやや控えめな感じがした。今日は足ドラムに向けたマイクは少なく見え、スピーカよりも直接音を聞き取る感じだった。MC。エルスウェア紀行をラファエルのりゆきと呼ばれていました…今はエルスウェアキコになっています、という定番ノリから、京都は初めてです、2020年に呼ばれてましたが…コロナであえなく中止というのは新情報。

「素直」やりますと言ってスッと始まった。「素直」のイントロの足ドラムパターンが好きなんだよなあ、すぐにノリ始められる。「無添加」に繋ぐコンボもなんだか懐かしい。もう一度MC。とりとめもなく、微光奏のこと、遠景奏のこと、三井ホールでのライブのこと、メジャーデビューしたこと、そしてデビュー初ライブがここ京都になっていることを説明してもらってそういえばそうだと思っていると、次の曲ののびやかに地獄へのことについて言葉をいただく。まず地獄はメジャーのことではありませんと改めて断りがありつつ、今の世の中は何となく地獄に向かっているように見えて、どうせ地獄ならばスキップして向かおうと言っていた。

今日のハイライトはやはり「のびやかに地獄へ」だろう。最後、「ひかりの国」がそのまま入ってきて、最後の長回しも含めて堪能したのち、終了。一旦拍手を受けてステージを下りた後、もう一回撤去のためにステージに上がるのがいつも見ているが面白い(バンド界隈では当然なのかもしれないが)。

3組目のえんぷていさん。こちらは現代のロック・ポップスなのだろうかという印象が残った。ドラム・ベース・ボーカルギター・キーボード・ギターというフルバンド編成。印象に残ったのはブルージーな落ち着いた曲。目の前にツインリバーブを通したギターがあって聴き馴染んだいい音を聴かせてくれた。

20:30くらいに今日は終わっただろうか。繰り返すが今日はE.sceneさんの衝撃がでかい。シンプルな構成でも、ジャンル的に似通った曲が連続しても、ノリやすさは別のところで決まってくる。終電が見えつつあったので会場を後にし、四条から地下鉄で京都を介して、八条口で天下一品を食べてから、新幹線で新神戸へ。

神戸(02/17)

新開地にあるかどやという宿で一泊。ラジオ(ミッジャイ)を聞いていたので午前3時まで起きていて、翌朝はゆっくりと三宮へ。新開地からは阪急(or地下鉄)10分程度なので気軽。三宮から一旦現地に向かう。生田神社のある北に向かって東門街を行くと現場の月世界(げっせかい)に着く。外見からして大変渋いが、同時に年季から来る風格が感じられる。

東門街を歩きながら昼を探すが見つからず。抜けた先にあるにしむら珈琲店をチョイス。これがまた大変落ち着いた珈琲屋で大変好感が持てる。遠征でちょっと擦れてきていたが神戸の街並みに力をもらっているような感覚を覚える。三宮商店街で時間を潰し、16:45くらいに再度現地。見た感じエントランス潜ったらすぐに会場らしく、商店街の一角に人が集まる感じ。月世界の看板は風格があってやはり目立つ。まだ案内が一切ないので店の前で待ち、皆思い思いにカメラを向けていた。

17時を少し回ったところで入場。場内は典型的なクラブ(キャバレー)としか形容できないステージ。そしてステージ中央には電飾で「月世界」とあり、できすぎてて笑ってしまう。会場内のソファに各演者の楽器が置いてあり異様。場内も典型的なディスコのインストを流しており強引だがムーディ。今回は入場してすぐにヤマハの生ピアノ(GP?)が見えたので下手に入った。ステージを埋めつくすレベルではないが、昨日と同じく50人程度はいたのではないかと想像。

初手はえんぷていさんのようだ、そういえば順番をどう決めているのか気になる。えんぷていさんは17:30ちょっと過ぎから開始し18:10まで。40分くらいか。昨日よりもノリがわかっているからかやりやすい。また生ピアノが大変ありがたい。やはり電子ピアノとは違った印象がある。ほぼ生音だし。マイクを響板に突っ込んでアンプに回していたので迫力あった。

E.sceneさんまでで19:00。やはりすごい。ベースフレーズはシンプルだけどとってもノリやすい。ドラムもシンプル目だろうがなんだろう、マッシュアップというかサビに向かって上手くノせられたような感覚がある。ボーカルも前に出てくるというよりはグルーヴに溶けるようになってくるととても気持ちが良い。音楽は頭に入ってこないけどただただ気持ちよくのれるようになる。

最後のエルスウェア紀行。生ピアノをノ上さんも使うことを期待していたら使っていた。19:17くらいに開始、20:00に終わり。セトリは、

  • 少し泣く
  • さよならに
  • MC
  • 素直
  • あなたを踊らせたい
  • MC
  • のびやかに地獄へ
  • ひかりの国
  • アンコール
  • 冷凍ビジョン

貫禄があったというのが素直な感想。持ち歌の多さとインプロによる表現の広さを持って存分に力を感じることができる公演だった。インプロは多すぎて指摘できないのだが「素直」のAパートの歌詞の合間のアコギが自由にやっているが見えて毎回楽しくなる。E.sceneさんとの比較になるが、こちらもグルーヴはあるが、少しずつ盛り上がっていくというよりはキメがバチっと入って楽しくなってくるような感じがある。とくに「ひかりの国」の長回しでセッションパートから最後のアウトロに繋がるポイント。あそこは今まで一回も外したことがない気がする。

「あなたを踊らせたい」はこの会場に最大限合っていた。合いすぎていてまるでPVのように見えた。大きすぎないステージの真ん中で、古着屋で買った派手目のジャケットを着て「月世界」の電飾の下で立って歌うのはあまりにもできすぎている。アンコールの「冷凍ビジョン」は(アンコールではやったことあまりありませんがという前置きがあったが)流石に驚いた。今日の「のびやかに地獄へ」は以前のアコギイントロバージョンだった。安納さんは前の小ステージに出てきて歌唱。この辺りでかなり足ドラムのノリ方を思い出していて縦ノリしているだけで終わってしまったような印象すらある。

今日は大変珍しいことに生ピアノを使っていたので音は全く違う印象があった。生ピアノは電子ピアノにあるような目立つ要素(コンプをかけたような強いアタック感)が少なく柔らかい。とくに中域以下はアンビエントとして動いていた印象がある。(えんぷていさんはマイクを通していたが、エルスウェア紀行はマイクなしだった。このあたりも影響しているはず)ただ、ひかりの国における高域は流石にピンポイントに目立ち、これが聞きたかったんだよと思わず頷く。

終わった後はのんびりと新開地の居酒屋で鉄板料理を堪能。久々に遠征をのんびりと楽しんでいる気がする。次のライブは見えている範囲で4月だが、3月にも何かありそうと勝手に思っている。情報を待つ。