これは渋谷で開催されたライブサーキット。告知はかなり早くからあったが、タイムテーブルが出ていないのでチケット購入は2/25になった。
3月はライブがなかったのでライブの楽しみ方を含めてどうだったかという感じで探り探りなテンションで東京に向かった。当日はよく晴れて危険なほどに暑い。春は通り過ぎて夏になってしまったよう。
10時くらいに東京についていた。ほとんどの会場は13:00スタートだったので、午前は秋葉原で少し買い物。渋谷についていたのは11:30。再開発で変わり果てた西口周辺を見ながら、長崎飯店でチャンポンと焼き餃子を頂く。餃子が大変カリカリモチモチしておりうまい。
その後バンド交換のためにO-nestへ。交換時に熱中症対策のタブレットをもらった。リストバンド交換は12:17くらいに終わっていて、エルスウェアは17:30からO-nestなので、時間がある。せっかくなので別現場を見ておこうと思った。外を歩いていると大変暑い。朝は少し冷えたのでダウンを持って行ったが完全に荷物になってしまった。

タイムテーブルをここで初めて確認しているとヒトリエの文字が。一瞬信じられなかったがあのヒトリエだ。行くしかないと思った。会場のO-eastはすぐ近くにあった。12:35くらいに列に入って12:50くらいに列移動。13:00に開場。場内はざっくりスタンディングで500以上はいけるような横長のハコ。上手にもう一つステージがあり、DJがアンビエントを流し続けている。ステージ上には下手からベーアン、ドラム、ギターアンプの順でまともに並んでいるが、ステージの中央に小さくまとまっているような感覚。ベーアンはよく見えないが縦長で左上にロゴがあるのでampegだろう、ギターアンプはマーシャル。
自分は上手後ろ側の柵が空いていたのでそこによっかかって自由にやろうと思った。民族構成を見ると前にこそ女性が多かったものの、後ろに行くに従い中年男性が増えるような感じ。露骨なボカロ勢は一切いない。DJのノリに適当に合わせるだけで開演時間が近づいて行ったので待っている感じはしなかった。
開演。ヒトリエの現場は初めて。ヒトリエというと勝手にハイスピードチューンな印象を持っていたが、始まってみると気持ちよく乗れるような楽曲が多かった。前方客はかなりのれている。MCもインターネットから来ましたヒトリエですと言うどっかで聞いたセリフがあって汗だくになりながらも進んでいく。3ピースで全力でやっていてベースはずっとノリノリ。ギターボーカルは暴れ気味。シンクロニシティは初めてと言っていた。イケテルの出てみたかったが出れなかった、ニコニコ動画にいたからか?とか。そして最後、聞き覚えのあるフレーズを何回かやって、このシンクロニシティに持ってきたパワー全部くれ!と言って「アンノウン・マザーグース」。さすがに泣いた。
場内は最初4割くらいだったが進んでいくと客足が増えてきている。どうしてだろうと思ったらセカンドステージで準備が進んでいた。この会場内でメインステージとセカンドステージを往復させ、ほぼ休みなく進むような状態になっていた。次のハク。さんが始まるころには会場はいっぱいになっていた。こちらはガールズバンド。ギター、ボーカルギター、ベース、ドラムス。ベーアンampeg、ボーカルギターアンプはVOX、上手のギターアンプは見えない。ハク。さんは終始ノリやすいサウンドで揺らしていたらあっという間。スピーカーはメインステージから出ており、自分の上手側はバスドラが直接くる感じ。ちょっとずつエンジンがかかってのっていた印象がある。ベースがノリノリでパフォーマンスしている一方でギターは控えめ…と思ったら頭を激しく揺らしていた。
次はMONO NO AWAREさん。リハを見る感じポップスに見えるがどうか。ヒトリエさんが言っていたように硬派という印象がよく当てはまる。ベースはウマシカての人と同じ白にピックガードが木目調になっている。キラ☆キラの鹿くんもそうだし白ベースはかっこいいなあと思う。ギターはよく見るテレキャス(黙ってロックをやれって言ってんのと同じ)、上手ギターはレスポール。MONO NO AWAREさんは大変素晴らしかった。最初早口言葉から始まって、リハも踏まえて昭和コミックバンドか?と思っていたが、どんどん平成を通り過ぎて行って、そして最後は今の純ロックになって行ったような感じがある。最後の一曲は感動していた。「東京」という曲の『ふるさとは帰る場所じゃないんだよ…』というコーラスを入れたリフレインフレーズが大変印象的。ボーカルはしめやかにもパッションにも歌い回せてとても表現力豊かで、やはりメインステージを張る人は強いんだなあ、この時点で、ライブ来てよかったわMP回復したとか思っていた。
次の水中スピカさん。ここで出ようと思ったら人がいっぱいで阻まれてしまった(上手側にセカンドステージがあり、人が殺到してしまう)ので致し方なく残る。キーボードボーカルらしき方がヤマハCK61を操り、そのあとギターに持ち変える。下手からギター、5弦ベース、ドラム、ギタボ。いやーすごかった。ギタータッピングでフレーズ刻んどるなあすげなあと漠然と思っていたらベースもやり始めてしまいにはギターもやり始める。ベースガン見だったが5弦のスケールを上下自在に動き回っとる。当たり前やけどうまいなあ。
ここまでで16:50くらい。O-nestに移動。O-nestはO-eastから歩いて1分くらい。外の階段を上ってビルの4階位にあった。入ると会場は広め。ステージは奥行7mx横10くらいあるのでは。フルスタンディングで200入る。左右のスピーカも上等。低域はずしっとこないが出てはいる。ノ上さんは今日はCK88。17時ピッタリくらいにトヨシさんがスタンバイ。いつもの足ドラムを上手にセット。黒ガムテープでバミっておる。そしていつも通りノ上さんが機材を持ち込む。シンバルの前にSM57を、スネアの前に無指向性らしきマイク(バスドラから持ってきてきた)一本。足ドラムにマイクが立つのは珍しい。セトリ紙が見えるくらいの距離だが見ないでおこう。17:19くらいには準備終わり。今日はすでにレベルの高さを感じている。東京でのライブサーキットははじめてだが、皆尖っているもののレベルが高くて楽しめている。
ほぼ定刻17:30で開始。セトリはあいまいだが以下だろうか
- 温度と一部
- 素直 <-- 公式のセトリ公開を受けて追記。忘れてしまっていた…
- キリミ
- 鬱夢くたしかな食感
- 少し泣く
- MC
- ひかりの国
- のびやかに地獄へ
「キリミ」の一曲前にもうひとつあったかも。→素直だった。
最初、ノ上さんはなく2人でいきなり「温度と一部」。ガチガチなカッティングで気持ちよく乗れる。1ヶ月空けたけどすぐに埋められたような感覚。PAよりも明らかに音が良くてビビる。PAは都合DJと一緒にやらざるをえなかっただろうが、他の音がなくなるとよくなるんだろうか?ノ上さんが入ってきて「キリミ」だったような。「キリミ」はやや意外だったが、やはりこれもグルーヴがいい。サビ終わり後のセッションパートが楽しみになっている。ノ上さんのパートがいつもと違うというかシンセベースぽい音が聞こえた。それがPAの時に下げ調整されていたのだが、大変絶妙に混ざり合っていた。今回スピーカの目の前で聞いていたが、耳をやることはなかった。やはりエルスウェア紀行は音が大きいのではなく、音数は少なく、的確なグルーヴで楽しませてくれる。
続いて「鬱夢くたしかな食感」と「少し泣く」の連続。視聴回数は多いが、今日ここの公演の音響が大変良かったことは記しておきたい。エレアコのパーカッシブ感が忠実に聞こえ、早いフレージングでも音の粒がしっかりと聞こえてくる。これに加えて足ドラムスネアが裏拍を逆に際立たされるような感覚を覚える。この2つで、トヨシさん1人でかなりのグルーヴを支えている。そこに安納さんのボーカルも乗ってくる。自分の位置でもスピーカの音圧が優勢だったが、声量がありつつもうるさくならない帯域で、優しく、しかしハキハキと歌唱してもらえる。わざと一拍置いたり、ビブラートもいちいち決まっていてライブ感はいつも感じられる。
MC。今日はたくさん曲をやりたいので時間がないのですが話しますと前置きして9月の六本木の話と4/14のライブの話。4/14は残り4枚とのこと。その後足ドラムギターコーラストヨシさん、サポートでノ上さんを消化したら拍手が出た。話題転換して、世の中ままならないことが多いですよね、絶望することも多いですよねと言いつつ、次の曲は絶望的だけども…というくだりとトヨシさんのフレーズで察する。
「ひかりの国」。ノ上さんがいる現地ではひかりの国がある可能性が高い気がする。最後の長回しは短めだったような気がするが、曲終わりにノ上さんがシーケンスを仕掛けるとリバースサンプルが流れる。今年のツアーでのリバースサンプル後のムーンドライバーを強く意識した。
ノ上さんが退場したと思ったら…アコースティックの「のびやか地獄へ」。これがまた良かった。マイストレンジタウンツアーよりも近く、明確な音像で聞くことができたのが理由としてとても大きい。ネットに上がっている音源と比べ音数もアレンジも全然違うけど、微光奏はボーカルと核となるメロだけに集中できるのが良い。そしてボーカルを聞き込むと歌詞が入ってきて、「のびやかに地獄へ」の底抜けに明るいようで悲壮な覚悟を感じて少し涙が出てしまった。しかし、聞いていて思った。一度だけノ上さんが入った演奏を聞いたが、あれは封印なのだろうか?やれる体勢ではあるが。
終わった後はスッと退場。時間はタイトたっだが多くの楽曲を聞けて大変満足であった。その後は渋谷凛にいってWWWに行こうか迷ったが、19:00を回ってほとんど終わっていたので撤退することにした。

振り返ると収穫が多かった。ヒトリエさんはいつか見ていたかったし、他にも尖っていながらも楽しくて強いアーティストにたくさん出会うことができたと思っている。都内のライブサーキットはレベルが高くならざるをえないのかと漠然と思った。
4/14はチケットが取れていたのだが業務都合で行けなくなってしまった。。スーパー登山部さんは見ておきたかったがやむをえない。先のライブに期待していく。


















